作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は綾辻行人、版元は講談社。価格1188円、2015年7月31日配信。綾辻行人の代表作「館シリーズ」の一編で、大長編「暗黒館の殺人」を分冊した第三分冊にあたる。
どんな作品か
建築家・中村青司の手がけた奇怪な「館」を舞台に本格ミステリを展開する館シリーズ。「暗黒館の殺人」はシリーズ屈指の長編として知られ、閉ざされた館の異様な空気の中で謎が積み重なっていく。本作はその物語を複数巻に分けたうちの一冊で、全体を通して読むことで真価が見えてくる構成になっている。
読みどころ
綾辻行人らしい緻密な伏線と、館そのものが放つ不穏さが持ち味。分冊形式のため、前の巻から続けて読むと没入感が深まる。ロジックと雰囲気の両立を求める本格ミステリ好きに応える一編。
こんな人に
腰を据えて長編本格ミステリに浸りたい人、館シリーズを追ってきた読者に。