作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は綾辻行人、版元は講談社。価格990円、2015年7月31日配信。館シリーズの長編「暗黒館の殺人」を分冊した第二分冊にあたる。
どんな作品か
建築家・中村青司の「館」を舞台にした本格ミステリ、館シリーズの一編。「暗黒館の殺人」はシリーズでも指折りの長編で、閉ざされた館の不穏な空気の中で謎が少しずつ形を変えていく。本作はその物語を複数巻に分けた二冊目で、全体の流れの中で読むことを前提とした構成になっている。
読みどころ
綾辻行人らしい重厚な筆致と、館そのものが醸す独特の緊張感が持ち味。分冊のため、前の巻から続けて読むほど物語への没入が深まる。雰囲気とロジックを併せ持つ本格ミステリを求める人に応える。
こんな人に
長編本格ミステリにじっくり浸りたい人、館シリーズを読み継いでいる読者に。