作品データ
DMMブックスの小説(ホラー・都市伝説)。著者は京極夏彦、版元はKADOKAWAです。価格924円、2016年5月20日配信で、「巷説百物語」シリーズの第4巻にあたります。
どんな作品か
妖怪や怪異の伝承を人が仕組む「仕掛け」として読み替え、裏社会に生きる者たちが依頼をこなしていく連作時代小説です。本作は本編以前の時代を描く一冊で、後の物語につながる因縁の萌芽が随所に描かれています。
読みどころ
怪異譚の体裁を借りながら、人間の情念や社会の理不尽を浮かび上がらせる構成力が京極夏彦らしい持ち味です。直木賞を受賞したシリーズとしても知られ、時代小説とミステリーの両方の面白さを味わえます。
こんな人に
怪異と人情が交錯する時代小説を求める方、巷説百物語シリーズを通して読んでいる方におすすめです。