作品データ・買い時
価格1,100円。単話完結のため、シリーズ初心者でも抵抗なく読み始められる構成となっている。
どんな作品か
「孕ませ屋」シリーズ第3作。主人公・寺田暁斗は、祖父の研究により妊娠率が極めて高い精子を持つ男性として、精子バンクに登録されていた。通常は採取のみだが、彼が「直接膣内射精での提供」を条件にしていたため、実質的な性行為を伴う仕事へと展開する。今回は温泉地ホテルでの宿泊勤務となり、依頼主はレズビアンカップルの江崎朝陽と堀井樹の二人。朝陽はバイセクシャルで経験もある一方、樹は男性恐怖症かつ処女である。本来は別々の部屋で精子を提供するはずだったが、寺田の特異な体質と態度の変化により、関係性は複雑な方向へ動き出す。単なる生理的欲求を超え、心理的な壁を取り払っていく過程を描く、人間ドラマ色の強い成人向け作品である。
読みどころ
本作の見どころは、設定上の制約下におけるキャラクター間の距離感の変化にある。寺田が持つ「治癒能力」と「特異な精子」という非現実的な要素を軸に、男性を苦手とする女性たちがどのように反応し、最終的にどう動いていくかが描かれる。特に、男性経験のない堀井樹の緊張感や、それとは対照的に積極的な江崎朝陽との違いによる対比が、物語に張力を与えている。
この作者・サークルについて
作者はなかじまゆか氏、サークルはDigital Lover(デジタルラバー)。同サークルでは「孕ませ屋」シリーズのほか、「大人馴染5」などのタイトルも手がけており、特定のジャンルに留まらない幅広い創作活動を行っている。
