作品データ
DMMブックスの小説(歴史・時代劇・戦記)。著者は今村翔吾。価格814円、2024年8月1日配信。第166回直木賞受賞作。
どんな作品か
戦国時代を舞台に、石垣づくりの職人集団・穴太衆(あのうしゅう)の匡介を主人公にした歴史小説。「どんな攻めも防ぐ石垣(楯)」を信じる石工と、「どんな城も落とす鉄砲(矛)」を作る鉄砲鍛冶・国友衆とが、大津城の攻防でぶつかり合う。
読みどころ
「絶対に破られない楯」と「絶対に貫く矛」という対比を軸に、戦のなかで職人たちが何を守ろうとしたのかを問いかける。合戦の迫力と、平和を願う職人の矜持とが絡み合い、直木賞にふさわしい重厚な読み応えがある。
こんな人に
戦国の合戦もの、職人や技のドラマを描いた歴史小説が好きな人に。