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作品データ
講談社学術文庫の歴史書。著者は上田信。2,420円・2021年3月10日配信。学術文庫版「中国の歴史」全12巻のうち第9巻に位置し、明朝から清朝にかけての500年間を扱います。
どんな作品か
台湾から雲南へ向かう海の女神・媽祖の行列という不思議なエピソードから幕を開ける物語。東ユーラシアを包む海という視点から、朱元璋による明朝の成立からヌルハチ始まる清朝の興亡までを描き出します。従来の陸中心の史観を超え、倭寇や銀の流通、朝貢貿易といった交易メカニズムに着目。地球規模の視野で、古代的な性格を持つ明朝がどのように近代的な活力を持った清朝へと移行していくのかを探ります。
こんな人に
伝統的な政治史だけでなく、経済や交易を含めた多角的な中国史を知りたい人、東西交流や海洋史に興味のある人に。