作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は梶井基次郎。価格440円、2016-05-20配信。
どんな作品か
夭折した作家・梶井基次郎の代表作を収めた短編集です。表題作「檸檬」は、得体の知れない憂鬱を抱えた青年が、京都の街をさまよい、果物屋で買った一個のレモンを手に不思議な高揚を覚えるさまを描きます。研ぎ澄まされた感覚描写で知られる名品です。
読みどころ
色彩や匂い、手ざわりといった感覚を通して、心の陰りと一瞬のきらめきを写し取る文章が魅力です。短い作品のなかに凝縮された鋭敏な感受性は、発表から時を経てなお色あせません。近代日本文学の到達点のひとつを、手ごろに味わえます。
こんな人に
近代文学の名作に触れたい方、研ぎ澄まされた散文を短い時間で味わいたい方に向いています。