作品データ
DMMブックスの書籍(ノンフィクション・ドキュメンタリー)。著者は稲田豊史。価格1210円、2026年2月9日配信。中公新書ラクレ。
どんな作品か
ベストセラー『映画を早送りで観る人たち』の稲田豊史による、現代の「読書」をめぐるノンフィクションです。動画を早送りで観るような「コスパ・タイパ」志向が、本や文章との付き合い方にどう影響しているのかを、当事者への丹念な取材から描き出します。「本が読めなくなった」と語る人々の声を軸に、テキストメディアの現在形をたどります。
読みどころ
統計や理屈よりも、実際に本から遠ざかった人々の生の声を重ねていくルポルタージュのスタイルが特徴です。読者・出版・ウェブメディアそれぞれの現場を横断し、人がどこで文章と出会い、どこで離れていくのかを追います。読書という行為をあらためて考えさせる一冊です。
こんな人に
現代の読書事情やメディア環境に関心がある人、前作『映画を早送りで観る人たち』を読んだ人に。