作品データ
DMMブックスの小説(童話・児童文学)。著者は小川洋子。価格968円、2025年1月31日配信。谷崎潤一郎賞を受賞した作品。
どんな作品か
1972年、12歳の少女・朋子は、事情があって芦屋にある親戚の家に預けられることになる。そこには体の弱い従妹ミーナや、庭で飼われているコビトカバのポチコがいる、少し不思議で豊かな暮らしがあった。少女が過ごす特別な一年が、やさしい筆致で描かれる。
読みどころ
小川洋子らしい、繊細で品のある文章が全編を包み込む。ミーナとの友情や、大きな洋館での日々を通して、少女が世界の美しさや切なさに触れていく。ノスタルジックな時代の空気と、ささやかな出来事の輝きが印象深く残る。
こんな人に
心温まる成長物語や、静かで美しい文学を好む人に。少女時代の記憶にそっと寄り添う一冊を読みたい読者におすすめ。