作品データ
DMMブックスの実用書(経済・金融)。著者は労働経済学者の大竹文雄、価格858円・2020-04-03配信。
どんな作品か
市場経済や競争に対して多くの人が抱く「不公平だ」という感覚を、経済学と行動経済学の視点から読み解く一冊。人はなぜ競争や格差に反発を覚えるのか、日本人の意識調査なども手がかりに、その心理と市場の仕組みを平易に論じる。競争は本当に悪なのか、公平さとは何かを問い直していく。
読みどころ
効率と公平という一見対立する価値をどう両立させるかを、身近な事例やアンケート調査、行動経済学の知見を交えて考察する点が読みどころ。専門用語に頼らず、経済学の考え方を日常感覚に引き寄せて説明していくため、経済学になじみがなくても読み進めやすい。
こんな人に
市場や競争の是非をじっくり考えたい人、経済学的なものの見方を身につけたい人に。格差や公平を扱うニュースを深く理解したい人にも。