作品データ
DMMブックスの一般ノベル(日本文学)。著者は筒井康隆。価格990円。2018年4月27日配信。
どんな作品か
日本文学を代表する筒井康隆による、実験的な傑作長編です。世界から音(文字)が一つずつ消えていき、その音を使った言葉も存在も消えていく——という大胆な設定のもと、制約を課したまま物語が進行します。言葉そのものを主題にした前衛小説。
読みどころ
使える文字が減っていくにつれ、表現がどう変化し、世界がどう縮んでいくのか。技巧の限りを尽くした構成そのものが最大の見どころです。制約のなかでなお物語を成立させる筆力に驚かされ、言葉の存在について改めて考えさせられます。近年再評価され話題を集めた作品でもあります。
こんな人に
実験的で挑戦的な文学に触れたい人、言葉や表現の面白さを味わいたい人におすすめです。