作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は重松清。価格691円、2016-12-15配信。『流星ワゴン』『ビタミンF』などで知られ、家族を描かせたら随一の重松清による長編です。
どんな作品か
若くして妻を亡くした父親が、幼い娘とともに歩んでいく日々を描いた物語です。仕事と子育てに追われながら、季節がめぐり、娘は少しずつ成長していきます。周囲の人々に支えられ、ときに戸惑いながら父と娘が重ねていく年月が、細やかに綴られていきます。
読みどころ
悲しみを抱えたまま、それでも一歩ずつ前へ進んでいく親子の姿が胸に迫ります。派手な事件ではなく、入園式や運動会といった日常の節目を丁寧に描くことで、家族の絆や再生がゆっくりと立ち上がってきます。重松清らしい、涙とともに読後に温もりが残る一冊です。
こんな人に
家族の物語に心を寄せたい人、静かに沁みてくる読後感を求める人におすすめです。