作品データ
DMMブックスの実用書(ルポ・エッセイ・自叙伝)。著者は上野千鶴子。733円・2016年11月5日配信。2007年の刊行時に広く読まれ、「おひとりさま」という言葉を定着させた一冊です。
どんな作品か
社会学者である著者が、単身で老後を迎える人に向けて、住まい・お金・人づきあい・介護・看取りといった論点を順に取り上げていきます。家族と暮らしていても最後はひとりになりうる、という前提から書き起こされているのが特徴です。悲観するのでも強がるのでもなく、準備さえしておけば単身の老後は十分に豊かでありうる、という立場をとっています。
読みどころ
高齢期の暮らしを制度の説明と具体例の両面から語るため、漠然とした不安が個別の課題に整理されていきます。平明な語り口で書かれており、専門書ではなく生活の本として読み進められます。単身高齢者をめぐるその後の議論の出発点になった本でもあります。
こんな人に
自分や親の老後の備えを考え始めた人、ひとりの暮らしを前向きに設計したい人に。