作品データ
- 区分:一般ノベル- 著者:喜多川泰- 価格:499円- 配信日:2016-10-29
どんな作品か
『手紙屋』シリーズなどで知られる喜多川泰による物語である。喜多川作品は、主人公が誰かとの出会いをきっかけに自分の生き方を見つめ直していく、自己啓発的な要素を持つ小説として多くの読者に支持されてきた。本作も「人生の旅人」という副題が示す通り、旅というモチーフを軸に、人生をどう歩むかという問いに向き合う一冊と位置づけられる。
読みどころ
喜多川泰の小説の魅力は、平易で温かい語り口と、読み手の背中をそっと押すようなメッセージ性にある。物語を追ううちに、登場人物への語りかけがそのまま自分への言葉として響いてくる読書体験は、同著者の作品に共通する持ち味だ。旅を人生になぞらえる視点は普遍的で、環境の変化や新しい一歩を前にした時期に読むと、いっそう染みるだろう。手頃な価格で手に取りやすいのもうれしい。
こんな人に
喜多川泰の他作品が好きな人、物語を通じて前向きな気持ちを取り戻したい人に向く。堅苦しい自己啓発書が苦手な読者の入り口としても良い一冊である。