作品データ
DMMブックスの小説(ルポ・エッセイ・自叙伝)。著者はかまど、みくのしん。価格1760円、2024年8月3日配信。ウェブメディア「オモコロ」の人気連載を書籍化した一冊です。
どんな作品か
これまで本を読み通した経験がほとんどないというみくのしんが、相方のかまどに伴走してもらいながら、日本や世界の名作短編を人生ではじめて「ちゃんと」読んでいく様子を記録したエッセイです。太宰治「走れメロス」、有島武郎「一房の葡萄」、芥川龍之介「杜子春」などの一節ごとに、二人のリアルな反応や会話が差し込まれていきます。
読みどころ
一文一文で立ち止まり、登場人物の気持ちを想像して泣いたり笑ったりするみくのしんの読書実況が最大の見どころです。読み慣れた人には当たり前の名作が、はじめて出会う人の目を通すことでまったく新鮮に立ち上がります。読書とは本来どれほど豊かな体験だったのかを思い出させてくれます。
こんな人に
本を読むのが苦手な人、名作を新しい角度で味わい直したい人におすすめです。