作品データ
文藝春秋刊の小説。著者は万城目学。780円・2026年8月5日配信。2024年1月に第170回直木三十五賞を受賞した、デビュー作『鴨川ホルモー』以来16年ぶりの京都を舞台にした連作短編集です。
どんな作品か
炎暑の京都で、彼女に振られた大学生が草野球大会に出場することから物語は始まります。人数不足ながらも不思議と集まる選手たちとの交流を通じて、主人公は夏の奇跡的な出会いを経験していきます。もう一篇では、方向音痴な女子高生が駅伝のアンカーを務める姿や、新選組の面影を見る不可思議な瞬間が描かれます。日常の中に非日常が溶け込む「エブリデイ・マジック」が特徴的な青春ファンタジーです。
読みどころ
こんな人に
京都の街並みや季節感を大切にしたい人、日常の延長線上にある不思議な出来事に心動かされる人に。