作品データ
DMMブックスの一般ノベル(ミステリー・サスペンス)。著者は芦沢央。価格770円、2023年11月8日配信です。日常に潜む悪意や罪を描いた短編集として知られます。
どんな作品か
ごく普通の人が、ふとした嘘や隠しごと、出来心から少しずつ追い詰められていく—そんな瞬間を切り取った短編を集めたイヤミス系のミステリー集です。派手な事件ではなく、誰の中にもある弱さや後ろめたさが物語を動かしていきます。読み手をじわじわと不安にさせる、後味の張り詰めた一冊です。
読みどころ
何気ない選択が取り返しのつかない事態へと転がっていく、その心理の描写が巧みです。登場人物の焦りや自己弁護に思わず共感してしまうところに、この短編集の怖さがあります。それぞれの結末に仕掛けられた着地の妙も読みどころです。
こんな人に
イヤミスや心理サスペンスが好きな人、短編で切れ味のある読書を楽しみたい人におすすめです。