作品データ
- 区分: 一般ノベル- 著者: 柚木麻子、伊吹有喜、井上荒野、坂井希久子、中村航、深緑野分、柴田よしき- 価格: 709円- 配信日: 2020-04-08
どんな作品か
「料理」をテーマに、7人の作家が書き下ろした短編を集めたアンソロジーである。柚木麻子、伊吹有喜、井上荒野、坂井希久子、中村航、深緑野分、柴田よしきと、恋愛小説からミステリーまで持ち味の異なる書き手が揃い、それぞれの流儀で食べることと生きることの結びつきを描く。書名は宮沢賢治の童話を思わせる遊び心のある題である。
読みどころ
アンソロジーの醍醐味は、同じお題から生まれる物語の振れ幅にある。食卓の湯気が人と人の距離を縮める話もあれば、料理の記憶が過去を照らし出す話もあり、一冊の中で読み口が次々と変わっていく。気に入った一編から、その作家の他の作品へ読書を広げていく入口としても優れている。短編集なので、寝る前や移動中に一話ずつ読み進めやすい。
こんな人に
食べ物が出てくる小説が好きな人にまず勧めたい。好みの作家を新しく開拓したい読者、重い長編の合間に口直しのような読書をしたい人にも向いている。