作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は桐野夏生。価格709円、2019年11月15日配信。
どんな作品か
直木賞を受賞した桐野夏生の代表作の一つです。北海道の別荘地で、幼い娘が忽然と姿を消します。母親は自らの不倫を悔いながら、失われた娘の行方をあきらめきれず、長い年月をかけて真実を探し求めていきます。人間の欲望と喪失を深く見つめた長編小説です。
読みどころ
娘の失踪という出来事を軸に、関わる人々それぞれの心の闇や後悔が浮き彫りになっていきます。桐野夏生らしい、人間の内面を容赦なくえぐり出す筆致が全編を貫きます。答えの見えない喪失と向き合い続ける母親の姿が、重い余韻を残します。
こんな人に
人間の心の深部を描く重厚なミステリーや、桐野夏生の文学性の高い作品を求める方におすすめです。