作品データ
DMMブックスの実用書(雑学・サブカルチャー)。著者はヤマザキマリ。1,222円・2019年1月30日配信。文藝春秋から刊行された、著者の母を描いたノンフィクションです。
どんな作品か
『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリが、自身の母・リョウコの半生を綴った一冊です。戦後の日本でヴィオラ奏者として楽団に身を置き、女手ひとつで娘たちを育てた母の歩みが、娘の視点から語られます。まだ幼い娘を一人で海外へ送り出した逸話など、常識にとらわれない振る舞いが次々に描かれます。
読みどころ
音楽に生きた一人の女性の記録であると同時に、破天荒な母に育てられた著者自身の来歴を知る手がかりにもなります。昭和という時代の空気や、地方でオーケストラを続ける難しさも伝わってきます。母娘のやり取りには、漫画家らしいユーモアがあります。
こんな人に
ヤマザキマリの作品世界の背景を知りたい人、力強い生き方の記録を読みたい人に。