作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は吉田修一。価格733円、2016-10-17配信。台湾を舞台にした群像劇として知られる長編小説です。
どんな作品か
台湾で進められる新幹線建設プロジェクトを背景に、日本と台湾を行き来する複数の人々の人生が交差していく物語です。仕事に打ち込む技術者や、かつての縁を胸に抱く人々の姿が、長い時間のなかで丁寧に描かれます。国境を越えた出会いと再会が、幾筋もの糸のように結ばれていきます。
読みどころ
巨大なプロジェクトを縦糸に、多彩な登場人物の想いを横糸に織り上げる構成が見事です。日本と台湾のあいだに流れる歴史や情感が、温かなまなざしで描かれています。それぞれの「路(みち)」が交わる瞬間に、静かな感動が広がります。
こんな人に
国境を越えた人間ドラマや群像劇が好きな方、台湾を舞台にした物語に関心のある方におすすめです。