作品データ
DMMブックスの小説(歴史・時代劇・戦記)。著者は司馬遼太郎。全4巻のうち第4巻、価格709円、2016年10月17日配信。
どんな作品か
幕末の長州藩を舞台に、思想家・吉田松陰と、その系譜を継いで奇兵隊を率いた高杉晋作を中心に据えた長編歴史小説です。松陰が説いた思想が弟子たちにどう受け継がれ、動乱の時代を動かしていったのかを、司馬遼太郎らしい大きな視点で描き出します。維新へと向かう長州の熱気が全編を貫きます。
読みどころ
対照的な二人の人物像を軸に、時代がうねりを増していく過程が丁寧にたどられます。史実を踏まえながら人物の内面や思想へ踏み込む筆致は、幕末史を人間の物語として楽しませてくれます。エッセイ的な余談を交える語り口も味わいどころです。
こんな人に
幕末の思想と人物に興味がある方、司馬作品で維新の胎動を追体験したい方におすすめです。