作品データ
DMMブックスの一般ノベル(歴史・時代劇・戦記)。著者は浅田次郎。価格733円、2016年10月17日配信。本シリーズの第2巻にあたります。
どんな作品か
幕末の京都で活動した新選組を舞台に、南部藩を脱藩して隊士となった吉村貫一郎という一人の男の生き様を描く長編歴史小説です。「守銭奴」と蔑まれながらも家族のために生きた男の姿が、彼を知る人々の証言を重ねる形で、多面的に浮かび上がっていきます。
読みどころ
剣客としての強さと、故郷や妻子への深い愛情。相反するように見える一人の男の生き方を、複数の語り手の回想からじわじわと立ち上げる構成が読みどころです。義とは何か、家族のために生きるとは何かを問いかける、浅田次郎の情感あふれる筆致が胸を打ちます。
こんな人に
新選組や幕末を描いた歴史小説が好きな人、涙を誘う人間ドラマを求める人に。