作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は吉田修一。価格709円、2016-10-17配信。第127回芥川賞受賞作。
どんな作品か
東京・日比谷公園を主な舞台に、都会に生きる若者の何気ない日常を描いた作品です。地下鉄でのふとした出会いをきっかけに、公園で見知らぬ相手と言葉を交わすようになる――そんな都市の匿名的な人間関係の手触りを、淡々とした筆致ですくい取ります。
読みどころ
大きな事件が起こるわけではない日常の断片から、都会の孤独と心地よさの両方が立ち上がってくるのが読みどころです。洗練された都市の空気感と、乾いた文体が生む独特の味わいが魅力です。何気ない時間の愛おしさが染みてきます。
こんな人に
都会的で静かな文学作品が好きな方、芥川賞受賞作で現代日本文学の空気を味わいたい方におすすめです。