作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は角田光代。価格789円、2016-10-17配信。第132回直木賞を受賞した角田光代の代表作です。
どんな作品か
専業主婦の小夜子と、会社を経営する独身の葵という、生き方の異なる二人の女性を軸に描く物語です。パート先で出会った二人の現在と、葵の学生時代の回想とが交互に語られ、女性同士の友情や社会の中での居場所が浮かび上がります。母として、働く者として、多くの女性が抱える葛藤に丁寧に寄り添います。
読みどころ
異なる立場の女性たちの心の機微を掬い取る筆致が見事で、共感と痛みが交錯します。過去と現在の二つの物語が響き合い、人と人とのつながりの意味が静かに立ち上がってきます。世代や環境を超えて、多くの読者が自分を重ねられる普遍性を備えた一作です。
こんな人に
女性の生き方や人間関係を丁寧に描いた文学作品を求める人におすすめです。