作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は角田光代。価格730円、2016年10月17日配信。人生に少し行き詰まった大人たちの日々を描く長編小説です。
どんな作品か
主人公は、恋愛でうまくいかない経験を重ねてきた35歳の仁絵。幼馴染との距離感や、周囲の友人たちが抱える恋や生活の悩みが、淡々とした日常のなかで描かれていきます。特別な事件が起こるわけではなく、ままならない人生の手ざわりが静かにつづられます。
読みどころ
タイトルが示すように、日々の暮らしのなかにふとさす「ちいさな光」をすくい取る筆致が魅力です。登場人物たちの揺れる感情や、あきらめと希望のあわいを丁寧に描く角田光代らしさが光ります。等身大の人物像に共感しながら読み進められます。
こんな人に
大人の恋愛や日常を描いた小説、静かな余韻の残る物語が好きな人におすすめです。