作品データ
- 区分: 書籍- 著者: 城山三郎- 価格: 770円- 配信日: 2016-10-17
どんな作品か
三井物産で長く活躍した後、78歳で国鉄総裁に就任した石田禮助の生涯を描く、城山三郎の伝記小説である。題名は、国会の場で石田が自らを評した言葉として知られる。財界人から公職へと転じた男の後半生を、事実に取材しながら物語として描き出す。
読みどころ
組織の頂点に立ちながら私利を求めず、率直な物言いを貫いた老経営者の姿が、経済小説の名手の抑制された筆で立ち上がってくる。ビジネスマンとしての矜持、公職への向き合い方など、時代を超えて響く主題が詰まった一冊だ。
こんな人に
ノンフィクション・ドキュメンタリー好きはもちろん、リーダー論や働き方を考えたい社会人にも薦めたい。城山三郎の代表作の一つに数えられる作品であり、経済小説の入口としても適している。