作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は辻村深月。価格652円、2016年10月17日配信。
どんな作品か
地方都市の高校の同級生たちが、卒業から時を経て再会する様子を描いた長編です。かつて同じクラスで過ごした人々の思惑や、いまも心に残るあの頃の記憶が交錯します。人間関係の機微を繊細に描くことで知られる辻村深月による一冊です。
読みどころ
複数の視点を通して、同じ出来事や人物が少しずつ違って見えてくる構成が読みどころです。学生時代の序列やわだかまり、現在の立場が入り混じり、登場人物それぞれの本音が浮かび上がっていきます。青春の眩しさとほろ苦さ、そして人の心の奥に触れる筆致が印象に残ります。
こんな人に
人間関係の心理を丁寧に描く物語や、群像劇が好きな人におすすめです。