作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は池井戸潤。価格770円・2016年10月17日配信。
どんな作品か
ある銀行の支店を舞台に、そこで働く行員たちの姿を描いた連作短編集です。現金が消えたことをきっかけに、行員一人ひとりが抱える事情や思惑が次々と浮かび上がっていきます。ノルマと人間関係に揺れる組織の内側を、鋭くリアルに切り取った一作です。
読みどころ
各話ごとに視点となる人物が入れ替わり、断片が積み重なることで全体像が見えてくる構成が巧みです。銀行という閉じた世界の光と影を描きつつ、働く人々の悲哀や矜持がにじみ出す筆致が読ませます。
こんな人に
組織や仕事を描いた小説が好きな方、池井戸作品の人間ドラマを味わいたい方におすすめです。