作品データ
DMMブックスの一般実用書(ノンフィクション・ドキュメンタリー)。著者は立石泰則。913円・2016年10月17日配信。2011年に文春新書として刊行された、ソニーの経営を追ったノンフィクションです。
どんな作品か
「技術のソニー」と呼ばれた企業がなぜ輝きを失ったのかを、歴代トップの交代と方針転換をたどりながら検証した一冊。大賀典雄、出井伸之、ハワード・ストリンガーと続く経営陣の判断や社内の力学に焦点を当てています。テレビ事業の不振や、ものづくりの位置づけが変わっていく過程も取り上げられます。
読みどころ
経済ジャーナリストとして長くソニーを取材してきた著者が、関係者の証言と事実を積み上げて論を進めます。かつてのヒット商品の記憶から入り、企業文化がどう変質したかを段階的に追う構成で、経営やブランドを考える材料になります。批判的な視点は明確ですが、根拠を示しながら書かれています。
こんな人に
日本の製造業の変化を知りたい人、企業のケーススタディとして読みたい人に。