作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は櫛木理宇、825円・2025年8月28日配信。新潮文庫の一冊です。
どんな作品か
かつて誘拐され、長い監禁生活の末に生還した女性を主人公にしたミステリーです。ようやく解放されたものの、閉鎖的な田舎町の無理解や好奇の目にさらされ、さらに不穏な出来事が次々と彼女を襲います。
読みどころ
事件の被害者が生還した「その後」に光を当てる着眼が特徴で、重苦しい緊張感が全編に漂います。田舎町の閉塞感や人間の悪意が、じわじわと迫ってくる筆致で描かれます。読み手を離さないサスペンスです。
こんな人に
社会派の要素を含む重厚なミステリー、緊張感が長く残るサスペンスが好きな人におすすめです。