作品データ
DMMブックスの小説。著者は島崎藤村、価格935円・2025年4月4日配信の新潮文庫版。1906年に発表された近代日本文学の代表作。
どんな作品か
被差別部落に生まれた青年教師・瀬川丑松を主人公に、出自を隠して生きよという父の戒めと、自らの良心との間で揺れる姿を描いた長編小説。信州の風土を背景に、差別という社会の現実と、一人の若者の内面の葛藤が正面から見据えられる。
読みどころ
明治期の社会に横たわる差別の問題を、告発ではなく一人の人間の苦悩として描き切った点に、藤村の筆の力が表れる。自然主義文学の記念碑的作品として文学史に位置づけられ、近年も映像化されるなど読み継がれている。
こんな人に
日本近代文学の名作に触れたい人、社会と個人の葛藤を描く物語を求める人に。