作品データ
区分: 一般ノベル / 著者: 夏目漱石 / 価格: 605円 / 配信日: 2024-05-31
どんな作品か
就職活動中の青年、田川敬太郎の視点から始まり、彼が周囲の人々の秘めた事情に触れていく形で展開する長編小説である。複数の挿話が積み重なる構成を取りながら、人間関係の裏側にある心理が徐々に浮かび上がってくる。表題の「彼岸過迄」は、彼岸を過ぎるころまで書き継ぐという趣旨に由来する。
読みどころ
一人の主人公の視点から少しずつ他者の物語へと焦点が移っていく構成の妙が読みどころである。日常の背後にある人間心理を丹念に描く筆致も味わい深い。
こんな人に
夏目漱石の作品世界や、近代日本文学の古典に親しみたい人に向く一冊である。