作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は安部公房。価格693円、2024年3月7日配信、新潮文庫。
どんな作品か
安部公房が晩年に発表した長編小説。ある朝、主人公は自分の脛にかいわれ大根が生えていることに気づく。やがて自走する病院のベッドに乗せられたまま、現実とも夢ともつかない奇妙な旅へと運ばれていく。作者の遺作としても知られる幻想的な物語。
読みどころ
不条理でありながらどこか可笑しみを帯びた語り口で、生と死、身体、記憶といったモチーフが次々と姿を変えて立ち現れる。筋を追うより、悪夢のようなイメージの連なりに身をまかせて味わう独特の読書体験が魅力。
こんな人に
幻想的・不条理な文学が好きな人、安部公房の到達点に触れたい人に。