作品データ
DMMブックスの実用書(医療)。著者はアンデシュ・ハンセンとマッツ・ヴェンブラード、訳は久山葉子。1,100円・2024年1月17日配信。『スマホ脳』の著者による新潮新書です。
どんな作品か
スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンが、若い読者にも届く言葉で心の不調を解説した一冊です。不安や落ち込みは「壊れた心」ではなく、生き延びるために脳が備えてきた仕組みなのだという進化の視点から、メンタルヘルスを説明していきます。もともと現地で若者向けに書かれた内容を、新書としてまとめたものです。
読みどころ
脳の働きを専門用語に頼らず具体例で語る運びが読みやすく、予備知識がなくても進められます。SNSとの距離の取り方、運動や睡眠が心に及ぼす影響など、生活のなかで試せる話にも踏み込みます。不調を個人の弱さの問題にしない立て付けが、読後の気持ちを軽くしてくれます。
こんな人に
気分の落ち込みや不安の正体を知りたい人、十代の子どもと一緒に読める本を探している人に。