八月の銀の雪(新潮文庫)

『八月の銀の雪(新潮文庫)』は2023-05-29に配信された「八月の銀の雪」シリーズの第1巻です。価格は737円。

作り手
伊与原新
シリーズ
八月の銀の雪
配信日
2023-05-29
価格
737円(2026年9月12日に観測)
レビュー
102件・評価3.95(DMM.comが集めた評価。2026年9月12日に観測)

作品データ

- 区分: 一般ノベル- 著者: 伊与原新- 価格: 737円- 配信日: 2023-05-29

どんな作品か

地球科学の研究者出身という経歴を持つ伊与原新による短編集で、直木賞候補にもなった代表作の一つである。地球の内部構造や海の微小な生き物、鳩の帰巣など、科学の題材と市井の人々の人生とを重ね合わせた物語が収められている。

読みどころ

就職活動に疲れた青年がベトナム人の女性店員と出会う表題作をはじめ、どの編でも、科学の知識が単なる薀蓄ではなく、行き詰まった登場人物の心をほどく光として機能する。地球の核に降る「雪」のイメージのように、遠い世界の現象が自分の足元とつながる瞬間の驚きが美しい。理系的な精緻さと人間ドラマの温かさが両立した作風だ。

こんな人に

疲れた心に沁みる再生の物語を求める読者に向く。科学が好きな人はもちろん、苦手な人にこそ、その面白さと優しさを届けてくれる短編集である。

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