作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は夏目漱石。価格693円、2021年7月28日配信。明治の文豪・漱石の代表作のひとつで、名前のない一匹の猫を語り手に据えた長編です。
どんな作品か
中学教師・苦沙弥先生の家に住み着いた猫「吾輩」が、飼い主やその周囲に集まる人々の暮らしぶりを冷めた目で観察し、軽妙に語っていきます。明治期の知識人たちのやりとりや世相を、猫という一歩引いた視点から描き出した、風刺とユーモアに満ちた物語です。
読みどころ
人間ならぬ猫の目線だからこそ見えてくる、大人たちの見栄や滑稽さが痛快に綴られます。会話や脱線を楽しむエピソード形式で進むため、どこから読んでも漱石一流の諧謔(かいぎゃく)が味わえます。日本語の名文としても親しまれてきた一作です。
こんな人に
日本の近代文学の名作に触れたい人、ユーモアと風刺の効いた語り口を楽しみたい人におすすめです。