作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は芥川龍之介。価格506円、2021年7月28日配信。表題作「羅生門」「鼻」をはじめとする短編を収めた作品集です。
どんな作品か
表題作「羅生門」は、平安京の荒廃した都を舞台に、行き場を失った下人が羅生門の楼上で老婆と出会う場面から始まる物語です。「鼻」は、長い鼻に悩む僧・禅智内供の心の揺れを描きます。古典に題材を採りながら、人間の心のありようを鋭く見つめる芥川文学の魅力が凝縮されています。
読みどころ
研ぎ澄まされた無駄のない文章と、人間のエゴや虚栄をえぐり出す視点が、短い枚数のなかに凝縮されています。それぞれの短編が読後に問いを残す構成で、繰り返し味わえます。近代日本文学の入り口としても長く読み継がれてきた一冊です。
こんな人に
短編で読み応えのある文学に触れたい人、芥川龍之介の代表作をまとめて読みたい人におすすめです。