作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は三浦綾子。価格935円、2021年7月21日配信。新潮文庫。明治期に実際に起きたとされる出来事に着想を得た長編小説です。
どんな作品か
明治時代を舞台に、一人の青年の生い立ちと、信仰や愛をめぐる心の遍歴を描きます。家族との関係、友情、恋、そして自らの生き方への問いを重ねながら、主人公が何を大切にして生きるのかが静かに描かれていきます。北海道の峠を舞台にした終盤へと物語は収斂していきます。
読みどころ
キリスト教文学の名手として知られる三浦綾子が、人が他者のために生きるとはどういうことかを真正面から問いかけます。素朴で誠実な文体が、主人公の生き方に静かな感動を添えます。時代を超えて読み継がれてきた理由を実感できる一作です。
こんな人に
人生の意味や自己犠牲について考えさせる物語、静かな感動を求める人に。