作品データ
DMMブックスの小説(ファンタジー)。著者は筒井康隆。693円、2021年7月28日配信。SF・幻想小説の名手による、いわゆる〈七瀬〉三部作の完結編です。
どんな作品か
他人の心を読む力を持つ女性・火田七瀬を主人公とするシリーズの最終作です。『家族八景』『七瀬ふたたび』に続く本作でも、超能力をめぐる出来事を軸に、人間の心の奥深くや、目に見えない力の存在が描かれていきます。SFと幻想が入り混じった、筒井康隆ならではの世界が広がります。
読みどころ
テレパシーという能力を通して人間の内面をあぶり出す設定は、シリーズを貫く大きな魅力です。本作では物語がさらに神秘的な方向へと展開し、読者を予測のつかない領域へと連れて行きます。三部作を締めくくる一編として、これまでの流れを踏まえて読むと味わいもひとしお。単独でも独特の読み応えがあります。
こんな人に
筒井康隆のSF・幻想小説が好きな方、超能力を題材にした物語に惹かれる方におすすめです。