作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は湊かなえ。新潮文庫版、価格781円、2020年12月25日配信。
どんな作品か
ある事件をめぐり、「母」と「娘」それぞれの視点から語られる物語です。母であること、娘であることの間で食い違っていく認識を通して、親子の関係に潜む心理を静かにあぶり出していきます。イヤミスの名手として知られる著者による長編です。
読みどころ
同じ出来事が語り手によってまるで違って見える、視点の交錯が大きな仕掛けです。母と娘、それぞれの言い分を読み比べるうちに、どちらの言葉を信じればよいのか揺さぶられる感覚を味わえます。2022年には映画化もされました。
こんな人に
人間心理の暗部を描くサスペンスが好きな方、親子関係をテーマにした物語に惹かれる方に。