作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は川上弘美。価格737円、2020年7月17日配信(新潮文庫)。
どんな作品か
ある町に暮らす人々の日々を描いた連作短編集です。それぞれの短編に登場する人物たちが、少しずつ重なり合いながら物語をつないでいきます。特別な事件が起こるわけではない、ごく普通の暮らしのなかの機微を掬い上げます。
読みどころ
登場人物同士のゆるやかなつながりが、読み進めるうちに見えてくる構成が味わいどころです。川上弘美ならではの、淡々としながらもどこか不思議な余韻の残る筆致で、市井の人々の心の揺れが描かれます。
こんな人に
連作短編の静かな味わいが好きな人、日常を丁寧に描く文学を求める人に。