作品データ
DMMブックスの一般実用書(ルポ・エッセイ・自叙伝)。著者は森下典子。価格781円・2020年6月12日配信。映画化もされたエッセイの文庫版です。
どんな作品か
著者が二十歳から続けてきた茶道の稽古を通して、季節や人生と向き合う姿を綴ったエッセイです。最初は意味の分からなかった作法が、長い年月のなかで少しずつ腑に落ちていく。その気づきの積み重ねを、「お茶が教えてくれた15のしあわせ」としてやわらかな言葉で描きます。
読みどころ
雨の音、湯の香り、移ろう季節——日常の小さな感覚に立ち止まる豊かさを思い出させてくれます。派手な事件は起きませんが、時間をかけて何かを続けることの意味がしみじみと伝わります。読むこと自体が心を整えてくれるような一冊です。
こんな人に
日々の暮らしを丁寧に味わいたい方、静かに沁みるエッセイを求める方におすすめです。