作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は伊坂幸太郎、価格880円、2018年5月30日配信。初期の代表作のひとつとして知られる群像ミステリーです。
どんな作品か
泥棒、失業した男、不倫に悩む画商、新興宗教にのめり込む者など、接点のなさそうな複数の人物たちの物語が同時進行で語られます。それぞれの日常が、思いがけない偶然や巡り合わせによって少しずつ交差していく構成の作品です。
読みどころ
時間軸を巧みにずらしながら複数の物語を並行させる、伊坂幸太郎らしい仕掛けが存分に楽しめます。ばらばらに見えたピースが終盤で思わぬ形に組み上がっていく快感が、本作最大の醍醐味です。軽妙な会話とブラックユーモアも冴えており、読み返すたびに新たな発見があります。
こんな人に
複数の物語が交錯する群像劇、構成の妙に驚きたい方におすすめです。