作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は伊坂幸太郎、価格935円、2018年5月30日配信。伊坂作品の代表作のひとつで、直木賞候補となり映画化もされました。
どんな作品か
連続放火事件と、その現場近くに残されるグラフィティ(落書き)。その謎を追う兄弟を軸に、家族の絆と血のつながりをめぐる物語が展開します。遺伝子研究に携わる兄・泉水と、その弟・春の兄弟が、街で起きる事件の背後にあるものへ迫っていきます。
読みどころ
伏線を張り巡らせた構成と、軽妙な会話のなかに深いテーマを織り込む伊坂幸太郎らしい筆致が光ります。ミステリーとしての謎解きと、家族とは何かという問いが重なり合い、読後に長く残る余韻を生みます。「春が二階から落ちてきた」という印象的な書き出しでも知られています。
こんな人に
家族の物語とミステリーが融合した作品、伏線の効いた読み応えのある小説を求める方におすすめです。