作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は天童荒太。価格737円、2018年5月30日配信。
どんな作品か
『永遠の仔』『悼む人』で知られる天童荒太による初期の長編サスペンス。孤独を抱えて生きる若い女性と、都会で起きる事件を軸に、人の心の闇と痛みを見つめていく物語。デビュー期の作家が描いた、緊張感の高い犯罪心理小説として読まれてきた。
読みどころ
登場人物それぞれの孤独や喪失感を丁寧にすくい上げる筆致が特徴。恐怖や不安をあおるだけでなく、人が人を求める切実さを浮かび上がらせる。後年の代表作へとつながる、天童作品の原点を感じさせる一冊。
こんな人に
心理描写の濃いサスペンスを好む人、天童荒太の作風の源流をたどりたい人に。