ヴェニスの商人(新潮文庫)

『ヴェニスの商人(新潮文庫)』は2017-04-13に配信された「ヴェニスの商人」シリーズの第1巻です。価格は528円。

作り手
ウィリアム・シェイクスピア
シリーズ
ヴェニスの商人
配信日
2017-04-13
価格
528円(2026年9月11日に観測)
レビュー
86件・評価3.62(DMM.comが集めた評価。2026年9月11日に観測)

作品データ

区分: 一般ノベル / 著者: ウィリアム・シェイクスピア、福田恆存 / 価格: 528円 / 配信日: 2017-04-13

どんな作品か

シェイクスピアの喜劇のひとつで、ヴェニスの商人アントーニオが友人バサーニオのために金貸しシャイロックから金を借りる場面から物語が始まる。返済が滞ったことで「一ポンドの肉」を担保にした契約が現実の脅威となり、アントーニオの運命は法廷での裁きに委ねられていく。窮地を救うため、法学者に扮したポーシャが法廷に現れ、契約の文言そのものを逆手に取った弁論を展開する場面は本作屈指の見せ場として知られる。一方で裕福な令嬢ポーシャをめぐる求婚の物語も並行して進み、笑劇と緊張が交錯する構成になっている。福田恆存による定評ある訳文で読める一冊である。

読みどころ

法廷の場面での機知に富んだ弁論と、契約の文言をめぐる駆け引きは本作最大の見せ場である。シャイロックという人物の造形は喜劇の枠を超えた重みを持ち、上演のたびに解釈が分かれる要素としても知られている。求婚の条件として示される三つの箱を選ばせる趣向も、本作らしい遊び心の表れといえる。

こんな人に

古典戯曲に初めて触れたい人、また裁判劇としての緊張感を味わいたい人に向く一冊である。翻訳劇でありながら古びない台詞の応酬を楽しみたい読者にも合う。

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