作品データ
DMMブックスの小説(恋愛/日本文学)。著者は谷崎潤一郎、539円・2017年4月13日配信。
どんな作品か
谷崎潤一郎の代表作のひとつ。人妻の園子が、美しい女性・光子に強く惹かれ、のめり込んでいく顛末を、大阪言葉の語りで告白していく長編。愛と嫉妬、支配と従属が複雑に絡み合い、関係が思わぬ方向へと転がっていく。
読みどころ
関西弁による一人称の語りが生み出す、なまめかしくも読者を巻き込む語り口が最大の魅力。美への耽溺や倒錯した情念という、谷崎文学ならではのテーマが濃密に立ち上がる。昭和初期に書かれながら、人の欲望を描く筆致は今も色あせない。
こんな人に
日本近代文学の名作や、濃密な人間関係を描く物語を味わいたい人に。