作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は小川洋子。価格572円、2017年4月13日配信。新潮文庫版として配信されている短編集です。
どんな作品か
『博士の愛した数式』などで知られる小川洋子による短編集です。日常のすぐ隣にある不穏さや、記憶と身体をめぐる感覚を、静かで透明な文章ですくい取っていきます。表題作をはじめ、どこか歪んだ美しさをたたえた物語が並びます。
読みどころ
派手な事件ではなく、ふとした瞬間に立ち上がる違和感や官能を丁寧に描く手つきが小川洋子ならではです。一編ごとに世界の質感が変わり、読み進めるほどに独特の余韻が積み重なっていきます。短い分量で完結する物語の密度の高さも魅力です。
こんな人に
静謐で幻想的な短編を好む方、小川洋子の世界観に浸りたい方におすすめです。