作品データ
DMMブックスの小説(海外文学)。著者はフランツ・カフカ、訳は高橋義孝。価格539円、2017-04-13配信の新潮文庫版。
どんな作品か
20世紀を代表する作家フランツ・カフカの代表作として知られる中編小説です。ある朝、平凡な会社員の青年が目を覚ますと、自分が巨大な虫の姿に変わっていた——理由も説明されないまま訪れたこの不条理な事態に、本人と家族はそれぞれのやり方で向き合っていきます。近代文学における不条理の古典として読み継がれてきた一編です。
読みどころ
あり得ない設定が淡々とした筆致で描かれることで、かえって現実の家族関係や社会のありようが浮き彫りになります。変わり果てた主人公をめぐる家族の心情の移り変わりが、静かな痛みとともに描かれます。高橋義孝による定評ある翻訳で、短い分量ながら幾通りにも読める奥行きを持ちます。
こんな人に
不条理文学や近代の名作を読みたい方、短い古典で深く考えさせられたい方におすすめです。